それぞれの事情
私の入院している部屋は4人部屋だ。
そのうち3人は同じ子宮筋腫の手術。
あとの1人は婦人科系の病気のようで
詳しくはわからないが、検査ではあまりいい数字ではない様子。
ご主人がデリカシーのない人らしく、
「もう、お父さんイヤ、来ないでいいわ!」と言われていた。
隣のベッドの人とは話さなかったが、
ご主人と息子さんの3人暮らしのようで、
ご主人のことを「あのブタ」と呼んでいた。
それも、自分の両親に話すときにそう呼んでいたので
相当なブタと想像できる(笑)
手術後に「筋腫すごい大きかったって、1,2キロ!」と
話していたのを聞き、”いやいや、私。3,5キロ!”と
勝った気分になる。
前のベッドのご婦人は、明るく気さくな方だった。
開腹手術ではなく腹腔鏡手術ということで
うらやましく思ったが、術後の大変さはそんなに変わらないように見えた。
そして私が入院している間、ブタは現れなかった…。